どうも、バズーカです!
帰国生入試では、試験を受ける前に書類審査があります。
TOEICやTOEFL、SATなどの統一試験の点数や学校の成績書類など様々です。
2020年の上智大学の帰国生入試要項を見てみたのですが、他の多くの大学は受験できる学部が減っているのに対して、上智大学では全ての学部で学生を募集しており例年通りの帰国生入試となっていますね。
そこで今回は、私が受験生の時に上智大学の帰国生入試の一次審査を合格した際の志望理由書を大公開したいと思います。
これから、上智大学を受験しようと考えている方は是非参考にして下さい。
【上智大学 経済学部】
経済学部は看板学部の1つ
旺文社のパスナビによれば、上智大学の経済学部は偏差値が62.5~67.5となっており法学部や外国語学部などと共に上智の看板学部となっております。
経済学部には以下の2つの学科があります。
1 経済学科
2 経営学科
ちなみに私が受験生の時に受けたのは経済学科です。
なので今回の志望理由書は経済学部経済学科のものですが、他の学部にも共通するところもあると思うので、是非参考にしてみて下さい。
2020年度の帰国生入試要項を見てみると、上智大学はTOEICやTOEFLなどの語学能力試験の結果で足切りをしています。受験前に必ず自分のスコアが合格ラインに達しているのかを確認しましょう。
私の受けた年は、提出の2か月前に帰国生入試の要項が発表され語学能力試験の合格ラインを大幅にアップしました。(例えば、TOEICであれば630➡785)
なので、ギリギリのスコアを取得するのではなく、余裕で上回っているのがベストであると考えられます。
また、多くの私立大学が帰国子女の学生の募集を削減している中で、上智大学は全学部で募集を行っており、さすが日本を代表するグローバル大学です。
このことから、早慶やMARCHに行きたかった学生が、行きたい学部の募集を行っていないなどの理由で、上智大学を第一志望として考えている学生も例年以上に多いはずです。
まずは、最低ラインの書類審査は絶対に通過しましょう!
志望理由書の形式(字数制限は?)
当時の志望理由書は、コンピューターに入力する形式でした。
文字数は800文字で、なぜその学部を志望するかの1問だけでした。
経済学部を志望する方は、なぜ経済学部に行きたいのかを明確に800字以内で答える必要があります。
それでは実際の志望理由書を見ていきましょう。
【実際の志望理由書】
私が書いた実際の志望理由書なのですが、今見ると文章が下手な箇所もあり何言ってんだって思う点もあるかと思いますが、そこはご容赦ください。
志望理由書の「です、ます調」か「だ、である調」はどちらでも良いと思います。
私が就活していた際も、「だ、である」は偉そうだからやめたほうがいいみたいな噂も就活中聞きましたが、結局ESは「だ、である」調で書き、ほとんど通過していたのでそこはどっちでも問題ないかと思います。
ただ一つ注意してほしいのが、統一して下さい!たまに見返すと混ざっていることがあります。親や塾の先生など、出来上がったら第3者に見せるようにしましょう。
では、実際の志望理由書がこちらです。
志望する理由
私が経済に興味を持ったのは、海外へ渡り経済というものを身近に考えられるようになったことがきっかけだ。例えば、為替がそうである。留学する前は1豪ドル80円程度だったのが一時は100円前後まで上がり、すると学費を払うときには数万円ないし数十万円の単位で値段が変化したのである。留学する前は経済がどう自身の生活に影響しているのか経験することができなかったが、留学し経済学への関心がさらに湧いた。
また、経済は私の趣味であるサッカーにも深く関係している。4年に一度のW杯は開催国に大き な経済効果をもたらしてくれる。インフラ投資、外国人観光客、会場設立のための新規雇用など 多くのお金が回るようになる。しかし一方で、2014年ブラジルW杯の際、警察官までもが参加するデモが激化し問題となった。その理由の一つとして、貧富の差がより広がるという国民の懸念であった。国の利益は国民の利益には繋がらないのかと疑問に感じた。2020年に東京オリンピックが開かれるが、どれくらいの経済効果が見込めるか、国民の生活水準はどのくらい向上でき るのかを開催前に予測し、閉幕後の実際のデータと比較して研究したい。
私が貴校の経済学部を志望した理由は経済学を中心としつつも、経営学科の演習にも参加できるカリキュラムがあるからだ。私の研究したいテーマでは、政府や企業を取り巻く経済効果などを中心に調べる経済学の要素が必要となる。しかしオリンピックの場合、運営委員会は独占放送権や独占スポンサー権などを販売し資金源とするなど、企業の行動を分析する経営学についても学ばなくてはならない。この貴校の利点ともいえるカリキュラムを活かし、広い範囲で研究していきたいと思う。将来の夢は具体的には決まっていないが、留学し英語を身に付けたからには国際的な現場で活躍できる人になりたい。そして自分のやりたいことを在学中に見つけ、国際的な観点から日本経済の成長に携わりたいと思う。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
この文章を見て、こんなんでいいのかと思っていただければ幸いです。
この記事を見ている帰国生の方は、どこに留学しているか分からないですが、皆さんの国でも日本との違いなどについて考えたことはあるはずです。
そういったところから、切り口を探して書き始めるというのも一つの手ですね。
それと、繰り返しになりますが一度書き上げたら第3者に絶対に見せましょう!