久々に、早稲田大学の2021年度の帰国生入学試験要項 (URL)を見ていたのですが、私が受験した5年前と比べて、早稲田大学の入試形態が大幅に変化し受験できる学部数が大幅に減少していました。
帰国生入試は情報が少なすぎて分からないと、海外で不安に思っている高校生の方々や親御さんも多いことでしょう。
私が早稲田大学を帰国生入試で受験し合格を頂いた3学部のうち2学部はまだ残っていたので、今回の記事では早稲田大学の帰国子女入試について狙い目の学部なども含めてアドバイスしていきたいと思います。
【受験できる科目が文系・理系3学部ずつ⁉︎】
受験できる文系学部の減少
早稲田大学の2021年度入試要項を見た際に一番驚いた変化が、帰国生の受験できる学部が大幅に減ったことです。
早稲田大学といえば
文系の学部は、政治経済学部・法学部・商学部・国際教養学部・社会科学部・文化構想学部・文学部・教育学部・人間科学部・スポーツ科学部のように10学部存在します。
(ちなみに並び順は個人的に思う学内でのヒエラルキー順です)
政治経済学部と国際教養学部は、当時から受験方法が他学部と比べて異なっていていました。
そして、私が受験生の2016年度入試の際には、その政経と国教の2学部以外の8学部は全て受験可能だったのです。
しかし、2021年度の帰国子女入試を見てみると…
なんと受験できる学部がたった3学部しかなかったのです!
文系で受験できる学部が8学部から3学部まで大幅に減ってしまい、帰国生入試で入学できる確率は、数年前よりかなり狭き門になってしまったことが分かります。
受験できる学部
2021年度で帰国子女入試で受験できる文系の学部は、法学部、教育学部、商学部のみで、理系は基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の全ての学部受験可能です。
これは、昔の入試形態と比べて大幅な変化です。
ただ、私が帰国生入試で早稲田大学を受験した際に合格することができた3学部の内、2学部は2021年度入試でも受験することが可能でした!
帰国生入試で合格することのできた学部
ちなみに、私が受験生の2016年度入試では下記の通り、計2大学(早稲田,上智)4学部に合格しました。
上智大学経済学部経済学科
2021年度の入試要項を見てみると、人間科学部はもう受験できなくなってしまったようです。
ですが、他の商学部と教育学部の2学部は2021年度入試でも、まだ受け入れているのでそれらの学部に関して合格するための秘訣を伝授したいと思います。
【狙い目は面接がある教育学部】
面接が大きなカギを握る
教育学部の大きな特徴としては2次試験に面接があることです。
しかも、2次試験といっても1次試験の試験結果は関係なく全員が受験するものです。
私は商学部に合格していたので試験結果だけでは教育学部に十分受かる成績でしたが、予備校の先生に受験前に「教育学部は試験が少しできなかったとしても面接で挽回できる可能性はある」と言われました。
実際に、早稲田の教育学部の面接では、なぜ教員になりたいのかなど志望理由をかなり深掘りされ、面接を重視していることが伺えます。
私はかなり対策していったので最終的に、「君みたいな教員が今の日本には必要だ」と面接官に言ってもらい合格を確信したのを覚えています。
この教育学部の面接対策についても、実際に聞かれた質問などを踏まえつつすぐに記事にしていきたいと思います。
商学部・教育学部に受かりたいなら数学は必須
これは、メインの記事として次回のブログで解説していきたいと思いますが、商学部は特に数学の試験結果を重視していると聞きました。
実際に私は早稲田の商学部に進学したのですが、入学してからも大学1年次は数学の授業が必修科目となっており、全員が単位を取らなければなりません。
比較的単位の取りやすい科目ではありますが、毎年何人かは落として再履修となっているので数学は商学部において重要な科目といえるでしょう。
もしくは、英語能力と国語力が帰国生の中でも非常に高ければ、数学を受験せずとも合格できます。
受験数学といっても何をやればいいのかサッパリ分からないという方もいると思うので、実際に私が学習していた参考書などを紹介し早稲田数学の突破法を解説していきたいと思います。
下の記事を参考にしてください↓
【まとめ】
数年前から私立大学は一定の学生数を超えると国からの補助金が貰えなくなるため、各大学は募集人数を減らしているという背景があります。
というわけなので、最近ではGMARCHレベルの大学に合格するのも物凄く大変な時代と言われております。
私大最高峰の早稲田大学でも同様に受験できる学部が減少しているのです。
学部の減少は入学することができる帰国生も大幅に減らされているというのが現実です。
どこにも、合格することができないのではと不安に思った帰国生の皆さん、安心してください。
数学の勉強や面接対策など、帰国生入試に特化した対策をしっかりと行っていくことで早稲田大学に合格できる可能性は十分あると言えます。
では、次回「早稲田合格に数学がカギを握る理由」について詳しく解説していくので是非参考にしてください!